器官消化器系
大腸
Intestinum crassum
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- 場所::
- 腹部の周囲
働き
結腸は小腸を囲むわくのように走ります。盲腸・上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸です。袋状のひだ(ハウストラ)がゆっくりとかき混ぜ(通過に1〜2日)、毎日受け取る約1.5 Lの水分の大部分を回収します(1日に約9 Lが消化管に入り、その大部分を小腸が吸収します)。
数十兆個の細菌——腸内細菌叢——は、消化できないものを発酵させ、ビタミンKと短鎖脂肪酸を作り、免疫系をしつけます。盲腸・上行結腸・横行結腸の口側3分の2は中腸(SMA・迷走神経)で、残りは後腸(IMA・骨盤内臓神経)です。両者の境である脾弯曲の「分水嶺」は、虚血性大腸炎が好んで起こる場所です。
血液供給
横行結腸の中央まで上腸間膜動脈(SMA)の枝、そこから先は下腸間膜動脈(IMA)の枝。その間を縁取り動脈(ドラモンド動脈)がつなぎます。
神経支配
横行結腸までは迷走神経(中腸)、そこから先はS2〜S4の骨盤内臓神経。交感神経はSMA・IMAの神経叢を通ります。
臨床的意義
- 虫垂炎
- 閉そくした虫垂は炎症を起こし、次に穴を開けます。痛みがへそから右の腸骨窩へ移動することが、診断への決め手になる経過です。
- 大腸がん
- 腺腫からがんへの進行には約10年かかります。これが大腸内視鏡検診と便潜血検査(FIT)を行う根拠です。
- 憩室炎
- S状結腸の内圧性憩室に、入り込んだ細菌が炎症を起こします。左下腹部の痛みと発熱です。
関連する病気
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