器官消化器系
膵臓
Pancreas
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- 場所::
- 後腹膜腔(胃の裏側)
働き
膵臓は、ふたつの臓器がひとつになったものです。外分泌の腺房——質量の99%——が、毎日1.5 Lの酵素の豊富な液を十二指腸に注ぎ込みます。アミラーゼ、リパーゼ、トリプシノーゲン、そして重炭酸塩です(後者は導管の細胞から出て胃酸を中和します)。トリプシノーゲンは十二指腸の中だけで活性化される、自己消化を防ぐ安全装置です。
腺房のあいだに散らばる約100万個のランゲルハンス島(質量の1〜2%)が、内分泌のプログラムを動かします。β細胞はインスリンを出してブドウ糖をたくわえ、α細胞はグルカゴンを出して動員し、δ細胞はソマトスタチンで全体の速度を調整します。膵臓が胃の後ろの後腹膜に隠れていることが、膵臓の痛みが背中までぬける理由です。
血液供給
脾動脈(膵尾部と膵体部)、胃十二指腸動脈、下膵十二指腸動脈。
神経支配
迷走神経の副交感神経が酵素の分泌を促し、腹腔神経叢と上腸間膜神経叢から交感神経が来ます。内臓の痛みは背中と左の肩甲骨に放散します。
臨床的意義
- 急性膵炎
- 胆石やアルコールが、活性化した酵素を膵臓自身の中に放ちます。内側からの化学やけどです。CTでは、腫れた膵臓と、そのまわりの脂肪のにじみや液体の貯まりが見えます。
- 1型糖尿病
- 自己免疫でβ細胞が壊れると、インスリンが作れなくなります。インスリンを外から補うことが、毎日の命の約束ごとになります。
- 膵臓がん
- 膵頭のがんは総胆管をふさぎ、痛みのない黄疸を起こします。膵体部・膵尾部のがんは、症状が出るのが遅れます。
関連する病気
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