器官生殖器系
子宮
Uterus
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- 場所::
- 骨盤内
働き
子宮は西洋ナシの形をした筋肉の部屋で、その容量はおよそ500–1,000倍に広がります。妊娠していないときは60 g・7 cmですが、満期の赤ちゃんを包むときには1 kg・30 cmの器官になります。筋層(子宮筋層)は三層がらせん状に織り合わさっているため、産後に収縮すると、中を走る血管を締めつけます。これが出血を防ぐ「生きた結紮」です。
内膜は、エストロゲンで厚くなり、プロゲステロンで育ちます。黄体が役目を終えるとはがれ落ち、月経となります。子宮は膀胱の上で前かがみの位置(前傾前屈)にあり、円索帯・広索帯・子宮仙骨靭帯・基靭帯で支えられています。とりわけ基靭帯は、骨盤を支える手術のときの支点になります。
血液供給
内腸骨動脈から子宮動脈。尿管はその下を「橋の下の水」として通ります。卵巣動脈は大動脈から。
神経支配
副交感神経はS2–S4(骨盤内臓神経)、交感神経はT10–L1。陣痛の痛みはT10–L1へ、産出期(第二産程)にはS2–S4へ伝わります。
臨床的意義
- 子宮筋腫(平滑筋腫)
- 女性で最も多い腫瘍です。エストロゲンの刺激で育つ平滑筋のしこりで、月経過多、大きさによる圧迫の症状、不妊の原因になります。
- 子宮体がん
- 閉経後の出血が最初のサインです。早期に見つかれば、手術で治ることが多いです。
- 骨盤臓器脱(子宮脱)
- 出産で基靭帯・子宮仙骨靭帯の複合体が弱まると、子宮が腟の方へ下がってきます。
関連する病気
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