器官生殖器系
卵巣(左)
Ovarium sinistrum
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- 場所::
- 骨盤の側壁
- 対になる構造:体の左側と右側に、ひとつずつあります。
働き
両方の卵巣に、女性の一生分の卵の全ストックが入っています。生まれたときには1百万~2百万個の卵胞がありますが、排卵されるのは約400個だけです。初経から閉経まで、ひとつの周期にひとつずつ排卵されます。卵巣は、FSHによる卵胞の育成、月の中ごろのLHサージによる排卵、黄体によるプロゲステロンの期間を繰り返します。ホルモンのメトロノームとして、生殖器全体の歩調を決めているのです。
左の卵巣は、血管を乗せた卵巣提索で骨盤壁からつるされ、卵巣固有索で子宮につながっています。卵管の先端の卵巣采は、放出された卵をすくい取る準備ができています。
血液供給
卵巣動脈は大動脈からまっすぐ分かれます。卵巣静脈の左側は左腎静脈に注ぎます(左の方が長いため、精索静脈瘤に相当するうっ血が起こりやすいです)。
神経支配
大動脈神経叢を通るT10–L1の交感神経。副交感神経の迷走神経線維も届きます。
臨床的意義
- 卵巣のう胞・卵巣捻転
- 機能性のう胞は、月経の周期に合わせて大きくなったり小さくなったりします。片側の急な痛みに嘔吐があれば捻転です。卵巣を守るための緊急事態です。
- 卵巣がん
- 「ささやく殺人者」と呼ばれるほど静かに進む病気です。おなかの張りや、すぐにお腹いっぱいになる感じが軽く考えられて、進行してから見つかることが多いです。BRCA遺伝子の変異は、高危険度の家系を示すしるしです。
- PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)
- 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、排卵がないことと男性ホルモンの過剰が特徴です。若い女性に最も多い内分泌の病気です。
関連する病気
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