男性の生殖器良性の肥大ICD-10 N40
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前立腺肥大症
別名: 良性前立腺肥大症, BPH(前立腺肥大症)
加齢とともに前立腺が(がんではなく)大きくなり、尿道を圧迫して、尿の勢いが弱くなったり、頻尿になったりします。
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50歳を超える男性の半数、80歳を超える男性のほとんどにあります。
原因
- 加齢による、男性ホルモン(DHT)に依存する前立腺組織の増大
リスク因子
- 年齢
- 家族歴
- 肥満と糖尿病
症状
- 尿の勢いが弱い、途切れる
- 尿が出始めるまでに時間がかかる
- 頻尿と、夜中にトイレで目が覚めること
- 急に我慢できなくなる尿意(尿意切迫)
- 出し切れていない感じ(残便感)
- 排尿のあとにポタポタとれる(終末滴り)
診断 — 検査と診察
- 症状スコア(IPSS)
- 直腸診(肛門から指で触れる検査)
- 尿検査、説明のうえでPSA検査
- 尿の勢きの測定と膀胱のエコー検査
治療
薬と医療処置
- αブロッカー(タムスロシン)で前立腺をゆるめます
- 5α還元酵素阻害薬(フィナステリド)で、数か月かけて小さくします
- 両方を組み合わせた治療(併用療法)、人によってはタダラフィル
手術と処置
- 経尿道的前立腺切除術(TURP)
- ホルミウムレーザーによる前立腺核出術(HoLEP)
- 体への負担が少ない治療(Urolift、Rezum)
- 急性尿閉にはカテーテル
セルフケア、家庭での手当て、生活習慣
- 夜の水分、カフェイン、お酒を減らす
- 二段排尿(一度出したあと、少ししてもう一度出す)
- 膀胱訓練
起こりうる合併症
- 急性尿閉(尿が出なくなること)
- 感染症と結石
- 膀胱の障害
予防
- 確実な予防法は確認されていない
予後
症状は、薬や手術でたいていコントロールできます。
受診の目安
排尿の症状があれば医師の診察を受けてください。尿がまったく出ないときは、すぐに受診を。
出典と参考文献
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